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遺品整理の料金相場(2026年版)

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遺品整理の費用は、お部屋の間取りと荷物量で大きく変わります。まずは間取り別の全国平均相場を押さえておきましょう。

間取り料金相場作業時間の目安作業人数
1K・1R30,000〜80,000円1〜3時間1〜2名
1DK50,000〜120,000円2〜4時間2〜3名
1LDK・2DK70,000〜200,000円3〜6時間2〜4名
2LDK90,000〜250,000円4〜8時間3〜5名
3LDK170,000〜500,000円6〜12時間4〜7名
4LDK以上220,000〜600,000円1〜2日5〜8名

同じ間取りでも料金に幅があるのは、荷物の量・搬出経路・処分する品目によって作業負荷が変わるためです。家具家電が少ない一人暮らしの1Kであれば3万円台で収まることもありますが、長年お住まいで物が多い場合は2倍以上になることも珍しくありません。

追加費用が発生しやすいケース

基本料金に上乗せされる代表的なケースをまとめました。事前に該当しそうな項目を把握しておくと、見積もり時のトラブルを防げます。

  • エレベーター無しの建物:1フロアあたり3,000〜10,000円程度の階段料金が加算されます。2階建てアパートでも該当することがあります。
  • 4階以上の高層階:搬出に時間がかかるため、10,000〜30,000円の追加が一般的です。
  • 特殊清掃が必要なケース(孤独死・長期放置など):30,000〜300,000円の加算となります。状態によってはオゾン脱臭機の使用や床材の解体が必要になり、さらに高額になる場合もあります。
  • 大型家具・家電の処分:ピアノ・金庫・仏壇などは1点20,000〜80,000円が目安です。
  • 駐車スペースが確保できない場合:近隣のコインパーキング代や交通費として2,000〜10,000円が加算されることがあります。
  • 遠方への形見分け配送:1箱2,000〜5,000円程度。

見積もり書に「諸経費」「雑費」など曖昧な項目があれば、何が含まれるのか必ず確認しましょう。

失敗しない遺品整理業者の選び方7チェック

遺品整理に関する解説イメージ(moving boxes)

業者選びを間違えると、追加請求や盗難・不法投棄といったトラブルに発展することがあります。次の7点は最低限チェックしてください。

1. 遺品整理士の認定資格を保有しているか

一般社団法人遺品整理士認定協会の認定者は全国に約25,000名います。資格保有者は遺品の取り扱いや関連法規を学んでおり、品質の目安になります。

2. 古物商許可を取得しているか

リユース可能な遺品を買い取って料金から差し引く業者は、古物商許可が必須です。許可番号は都道府県公安委員会発行で、ホームページや見積書に記載があるか確認しましょう。

3. 訪問または写真での事前見積もりに対応しているか

電話・メールだけで金額を確定する業者は要注意です。実際の荷物量を見ずに「一式◯万円」と提示する業者は、当日になって追加請求してくる傾向があります。

4. 追加料金の条件が契約書に明記されているか

「想定より荷物が多かった」を理由にした上乗せは典型的なトラブルです。どのような場合にいくら加算されるのか、契約書の文面で確認しておきましょう。

5. 損害賠償保険に加入しているか

作業中の家屋破損や近隣への損害に備える保険です。請負業者賠償責任保険などに加入していれば、万一の際も補償が受けられます。

6. 第三者の口コミが一定数あるか

Googleマップや業者比較サイトでのレビューが10件以上あり、評価の内訳が偏っていないかを見ます。星5だけが極端に多い場合は自作レビューの可能性もあるため、低評価の内容にも目を通しましょう。

7. 問い合わせから見積もりまでの対応スピード

メール返信が翌営業日以内、電話での質問に明確に答えられるかは、現場対応の質に直結します。連絡が遅い・要領を得ない業者は当日もトラブルになりがちです。

知らないと損する補助金・自治体支援制度

遺品整理に関する解説イメージ(elderly japanese)

遺品整理そのものに直接使える全国共通の補助金はありませんが、関連する公的支援を組み合わせると数万円〜十数万円の負担軽減が可能です。

自治体の粗大ごみ・廃棄物処理支援

高齢者世帯や障害者世帯を対象に、粗大ごみの戸別収集を無料化している自治体があります。東京都内の一部区では年4〜6点まで無料、地方都市でも「ひとり暮らし高齢者ごみ出し支援」として運用されています。お住まいの市区町村の福祉課・清掃事業課に問い合わせてみましょう。

葬祭扶助制度(生活保護世帯向け)

故人または喪主が生活保護受給者である場合、葬儀費用として20万円前後が支給されます。直接的な遺品整理費は対象外ですが、葬儀関連の出費を抑えることで遺品整理に回せる予算が確保できます。

空き家・特定空家対策の助成

故人が所有していた家屋を整理する場合、自治体によっては「空き家活用助成」「老朽家屋解体補助」として20万〜100万円の補助制度があります。家屋の解体まで視野に入れている場合は確認する価値があります。

相続関連の税制優遇

遺品整理にかかった費用そのものは相続税の控除対象にはなりませんが、葬式費用は債務控除として相続財産から差し引けます。また、相続放棄を検討している場合は、財産に手を付ける前に専門家へ相談してください。安易な遺品整理は単純承認とみなされ、相続放棄ができなくなる恐れがあります。

制度は地域差が大きいため、まずは「自治体名+遺品整理+補助」「自治体名+空き家+助成」で検索し、窓口に直接確認するのが確実です。

業者タイプ別比較(専門業者 vs 便利屋 vs リサイクル業者)

遺品整理に関する解説イメージ(home cleaning)

「とりあえず安いところ」で選ぶと後悔しがちです。3つのタイプの特徴を理解した上で、ご自身の状況に合った業者を選びましょう。

比較項目遺品整理専門業者便利屋リサイクル業者
料金相場(2LDK)90,000〜250,000円60,000〜180,000円50,000〜150,000円
仕分け品質高(形見・貴重品の判別あり)中(指示次第)低(買取優先)
供養・お焚き上げ対応可別途手配原則非対応
特殊清掃対応可不可が多い不可
廃棄物処理の適法性産廃許可or提携で適法グレーな場合あり古物商範囲のみ
トラブルリスク中〜高
こんな方におすすめ故人を偲ぶ時間を大切にしたい荷物が少なく時間優先価値ある家具家電が多い

専門業者は割高に見えますが、貴重品の発見率・近隣対応・廃棄物処理の適法性まで含めるとトータルで安心感があります。便利屋は単発の力仕事として割り切れる方向け、リサイクル業者は買取で実質負担を抑えたい方向けです。

なお、廃棄物を運搬するには「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要で、無許可業者に依頼すると不法投棄に巻き込まれるリスクがあります。不法投棄は最大1,000万円の罰金または5年以下の懲役が科される重い犯罪です。依頼者が知らなかったとしても、廃棄物が自宅由来と特定されればトラブルの当事者になり得ます。

遺品整理から処分までの7ステップ

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初めての方でも全体像が掴めるよう、依頼から完了までの流れを整理しました。一般的には依頼から作業完了まで2〜4週間が目安です。

ステップ1:見積もり依頼

複数業者(2〜3社)に相見積もりを取ります。間取り・階数・エレベーターの有無・希望日を伝え、訪問または写真での現地確認をお願いしましょう。

ステップ2:契約

料金・作業範囲・追加費用の条件・キャンセル規定を契約書で確認し、署名捺印します。口約束だけで進める業者は避けてください。

ステップ3:当日作業

立ち会いが基本ですが、難しい場合は鍵預けで進める業者もあります。作業開始時に再度、貴重品の扱いや残す物の確認をしましょう。

ステップ4:形見分け・貴重品の引き渡し

通帳・印鑑・権利書・写真・手紙などは別途仕分けて引き渡されます。事前に「残してほしい物リスト」を作っておくと、現場での判断がスムーズです。

ステップ5:不用品の処分

リユース可能な物は買取、それ以外は適法な処分ルートで搬出されます。マニフェスト(産業廃棄物管理票)や処分証明書の発行可否を確認しておきましょう。

ステップ6:特殊清掃・ハウスクリーニング(必要な場合)

孤独死現場や長期放置されたお部屋は、消臭・除菌・床材の張り替えなどが必要になります。賃貸物件であれば原状回復義務との兼ね合いも確認します。

ステップ7:完了確認・お支払い

作業後に立ち会いまたは写真で完了確認をし、領収書を受け取って完了です。後日、お焚き上げ証明書や供養証明書を送ってくれる業者もあります。

こんな業者は危険! 悪徳業者の見分け方

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国民生活センターには遺品整理に関する相談が年々増えています。次のような特徴がある業者は契約前に立ち止まってください。

  • 訪問見積もりを拒否する:電話で「一式5万円」などと即答する業者は、当日になって「想定外」と追加請求してくる傾向があります。
  • 相場から極端に安い:1Kで15,000円など、相場の半額以下の提示は要警戒です。安さの裏で不法投棄や貴重品の持ち去りが起きるケースが報告されています。
  • 契約書を作らない:「うちは口約束で大丈夫」と契約書を渋る業者は、トラブル時に責任の所在が不明確になります。
  • 作業着・車両が汚い・無記名:法人として運営している業者は身だしなみと車両表示に一定の基準があります。
  • その場で契約を急かす:「今日決めれば半額」「今だけ」と即決を迫る営業手法は、冷静な判断をさせないための典型的な手口です。
  • 会社所在地が確認できない:ホームページに住所がない、または所在地が私書箱や空きテナントのケースは取引を避けましょう。
  • 追加料金の説明が曖昧:「やってみないと分からない」と濁す業者は、当日請求でトラブルになります。
  • 支払いが現金一括前払いのみ:銀行振込やクレジットカードが使えない業者は、領収書発行も怪しい場合があります。

万一トラブルに巻き込まれた際は、消費者ホットライン「188」または国民生活センターへ早めにご相談ください。クーリングオフ(契約から8日以内)が適用できる場合もあります。

よくある質問(FAQ)

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Q1. 立ち会いは必須ですか?

原則として作業開始時と終了時の立ち会いをおすすめしますが、遠方にお住まいの方や体調面で難しい方のために、鍵預けでの作業に対応している業者も多くあります。その場合は作業前後の写真共有・ビデオ通話での確認が可能か事前に確認しましょう。

Q2. 即日対応はしてもらえますか?

繁忙期(3〜4月、9〜10月)を除けば、最短当日〜翌日対応の業者もあります。ただし急ぎの依頼は割増料金(20〜50%)になることが多く、十分な仕分け時間も取れないため、可能であれば2週間程度の余裕を持って依頼されることをおすすめします。

Q3. 思い出の品はどこまで残してもらえますか?

事前に「残してほしい物リスト」を作っておくと確実です。写真・手紙・日記・着物・アクセサリーなどは、指示がなければ業者判断で別途保管されるのが一般的です。判断に迷う品は写真を撮って後日相談、という対応も可能です。

Q4. 孤独死の現場でも対応してもらえますか?

特殊清掃に対応した遺品整理業者であれば可能です。消臭・除菌・床材や畳の処理まで一貫対応できる業者を選びましょう。料金は通常の遺品整理に30,000〜300,000円程度が加算されます。ご遺族のメンタル面にも配慮した対応をしてくれる業者を選ばれることをおすすめします。

Q5. 見積もりは無料ですか?

ほとんどの業者で訪問見積もり・出張費は無料です。ただし遠方(片道50km以上)や離島の場合は実費が発生することがあります。見積もり後のキャンセルも基本無料ですが、契約後のキャンセルは作業日が近いほど料金が発生します。

Q6. 支払い方法は選べますか?

現金・銀行振込のほか、クレジットカード・分割払い・後払いに対応する業者も増えています。高額になる3LDK以上の案件では、カード払いや分割払いに対応している業者を選ぶと負担が分散できます。

Q7. キャンセル料はかかりますか?

業者ごとに規定が異なりますが、一般的な目安は次のとおりです。作業日の8日前まで無料、7〜4日前で見積額の20〜30%、3日前〜前日で40〜50%、当日で50〜100%が一般的です。特定商取引法に基づくクーリングオフが適用される契約形態(訪問販売など)では、契約から8日以内なら無条件解約が可能です。契約書のキャンセル規定は事前に必ず確認しましょう。

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