ハト対策・駆除の費用相場と自分でできる方法【2026年版】

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「ベランダが糞だらけで洗濯物も干せない」「室外機の上に巣を作られてしまった」——そんな状況でこのページにたどり着いた方、判断の順番だけは最初に押さえてください。ハトは鳥獣保護管理法で守られており、許可なく捕獲・殺傷できません。卵やヒナがある巣の撤去にも、原則として行政の許可が必要です。つまり正しい対策の中心は「来させない・留まらせない・巣を作らせない」という物理的防除になります。費用目安は数千円(DIY)〜5万円以上(業者施工)。早い段階で手を打つほど、工事の規模も費用も小さく済みます。

ではどの方法を、どのタイミングで選べばよいのか。順番に解説します。

ハトが「問題になる前に」知っておきたいこと

ハトには強い帰巣本能があります。一度「安全な場所」と認識した場所には、追い払っても戻ってきます。しかも被害には段階があり、段階が進むほど対策が難しくなります。

段階状態難易度・対応
①休憩ときどき留まる程度最も簡単。DIYで十分対処できます
②ねぐら毎日同じ場所に戻る・糞が増えるやや困難。物理的防除を組み合わせましょう
③巣作り・産卵巣材を運び込み卵を産む卵・ヒナの撤去に行政許可が必要なケースあり。業者依頼を推奨

「まだ時々しか来ていない」段階なら、今すぐ手を打てばDIYで解決できることが多いです。糞が増え始めてから腰を上げると、業者施工が必要になる可能性が上がります。

ハト対策の方法と費用相場

物理的な侵入防止が最も再発しにくい方法です。忌避剤(嫌がる成分・光・音)は効果が一時的なことが多く、あくまで補助として使うのがよいでしょう。

方法内容費用目安効果の持続
防鳥ネットベランダ・軒下等を物理的に封鎖する。最も確実な方法1〜5万円〜(業者施工)長期(5〜10年以上)
剣山・バードスパイク手すり・屋根の端に設置し留まれなくする数千〜2万円中〜長期
ワイヤー・テグス着地点に張り巡らせ着地を妨げる。景観への影響が少ない数千〜2万円中期
忌避ジェル・スプレー足元に塗り嫌な感触で寄せつけない。物理的防除の補助として使う数千円〜短〜中期(要定期補充)

市販の忌避スプレーだけで解決しようとすると、効果が切れたタイミングでハトが戻ってきます。「3ヶ月で元に戻った」という声が多い原因がこれです。費用の目安は設置範囲と営巣の有無で大きく変わります。早い段階での防鳥ネット施工が、長期的に最もコストが小さくなることが多いです。

ハトの糞が放置できない理由

見た目の不快さだけの問題ではありません。ハトの糞には複数の衛生リスクがあります。

まず、乾燥した糞を吸い込むことによる感染リスクです。クリプトコッカス症(真菌が肺や脳に感染する病気)は、免疫力が低下している方を中心に重篤化することがあります。また、糞の中にいるダニが室内に侵入し、皮膚炎やアレルギー症状を引き起こす二次被害も報告されています。

さらに糞は強い酸性で、放置するとベランダの床材・手すり・エアコン室外機を腐食させます。1〜2年単位で同じ場所に糞が積もり続けると、建材の傷みが進み修繕費用がかさみます。「汚いから嫌」という段階を超えて、健康と建物を守るために早めに手を打つことが大切です。

法律の話——ハトを捕まえてはいけない理由

街中でよく見るドバト(カワラバト)を含め、ハトは鳥獣保護管理法の対象動物です。許可なく捕獲・殺傷することは違法になります。

さらに注意が必要なのは、巣の中に卵やヒナがいる場合です。この状態での撤去には、原則として行政(都道府県や市区町村)への申請と許可が必要になります。「巣があったから取り除いた」という行為が、状況によっては法律に触れる可能性があります。

行為法律上の扱い
防鳥ネット・スパイク・テグスの設置合法。誰でも実施できます
忌避剤・光・音による追い払い合法。ただし効果は限定的
卵・ヒナのない空の巣の撤去基本的に可(ただし自治体によって異なる場合があります)
卵・ヒナがある巣の撤去行政の許可が原則必要
捕獲・殺傷許可なしでは違法

「卵があるかどうか」を判断するのが難しい場合も多く、営巣が確認された段階では専門業者に現地を確認してもらうのが安全です。

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自分でできるハト対策のステップ

まだ「時々来る」程度の休憩段階であれば、以下の順番で試してみてください。

ステップ1:糞の清掃と消毒
まず現状の糞を除去します。乾燥した糞には病原菌が含まれる可能性があるため、マスク・手袋・ゴーグルを着用した上で、水で濡らしてから拭き取り、消毒スプレーで仕上げましょう。「清潔な場所に戻らない」効果はほぼありませんが、清掃しないと糞の臭いがハトを引き寄せ続けます。

ステップ2:餌場になる原因を取り除く
食べ物の残り、植木鉢の受け皿に溜まった水、生ゴミなどがあると居心地がよくなります。まず餌になるものをなくすことが基本です。

ステップ3:忌避グッズで「居心地の悪い場所」にする
市販のバードスパイクや忌避ジェルを手すりや室外機の上に設置します。あくまで補助的な手段ですが、習慣がついていない段階では効果が出やすいです。

ステップ4:それでも戻ってくる場合は物理的に遮断する
ベランダ全体に防鳥ネットを設置する、屋根の隙間を金属メッシュで塞ぐ、といった物理的封鎖が最も確実です。高所や広範囲の施工は業者への依頼を検討しましょう。

業者に依頼した方がよいケース

次のいずれかに当てはまる場合は、個人での対処は難しくなります。複数業者から見積もりを取って比較するのが、結果的に安心で費用を抑えやすいです。

  • すでに巣を作られている(卵・ヒナがある場合は特に)
  • 3階以上のベランダ・屋根など高所での作業が必要
  • 自分で対策をしたが1〜2ヶ月で再発した
  • マンション・集合住宅で管理規約の制約がある
  • 糞が広範囲に広がり、清掃・消毒の範囲が大きい

コウモリやイタチと同様、法律が絡む対処は誤ると違法になるリスクがあります。特に営巣後の対応は、許可の取得・法令遵守を含めて専門業者に任せるのが安全です。関連する害獣の対処法については、コウモリ対策・駆除の費用と方法イタチ駆除の費用と方法もあわせてご覧ください。

害獣全般の費用相場・業者の選び方は害獣駆除のミカタ(総合ガイド)でまとめて解説しています。

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よくある質問

Q. ハトを捕まえて追い払ってもいいですか?
捕獲・殺傷は鳥獣保護管理法で許可なしには禁止されています。追い払い・物理的な侵入防止は合法ですので、そちらを中心に対策してください。

Q. ベランダに巣があります。自分で撤去できますか?
卵やヒナがない空の巣であれば撤去できる場合が多いですが、卵・ヒナがある場合は行政の許可が原則必要です。状況を確認しにくい場合は専門業者に現地調査を依頼するのが安全です。

Q. 費用はどのくらいかかりますか?
防鳥ネット施工で1〜5万円以上が目安ですが、設置範囲・高所作業の有無・営巣の有無によって変わります。複数の業者から見積もりを取り、内容と価格を比較することをおすすめします。

Q. 一度対策すれば再発しませんか?
防鳥ネットなど物理的に侵入を遮断する方法が最も再発しにくいです。忌避剤・スプレーのみだと効果が切れた後に戻ってくるケースがあります。

Q. 集合住宅(マンション)でも対策できますか?
専有部分(室内側のベランダ壁面など)は自己判断で設置できる場合もありますが、共用部分にあたる箇所については管理組合・管理会社への確認が必要です。まず管理側に相談してください。

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この記事を書いた人

害獣駆除・解体工事・外壁塗装・太陽光発電・債務整理など、暮らしの「困った」を解決する専門業者を比較するメディアの編集部です。各分野の費用相場や施工・手続きの内容を、提携する専門業者へのヒアリングと、自治体の助成金制度など公的に確認できる情報をもとに調査・編集しています。特定の1社に偏らず、複数社を無料で比較できる情報提供を方針としています。運営:株式会社MIC(法人番号9040001134792)